近年、日本社会の高齢化やコロナ禍からつづく景気の低迷などを理由に、人との関わりを避けて暮らす人が増えているそうです。これらは孤独死やごみ屋敷などのほかの社会問題との関連も指摘されており、有効な解決策はいまだ見いだされていません。
「汚部屋」も増えているようです。集合住宅内の汚部屋はごみ屋敷のように目立ちませんから、孤独死が起こってから汚部屋であったことがわかるなど、後手の対応になりがちです。
この記事では岡山市における汚部屋対策について考えてみたいと思います。今すぐゴミ屋敷を片付けたい場合は専門ページよりご相談くださいませ。
どこに隠れているのかわからない汚部屋
汚部屋が岡山市内のどこに隠れているのかはわかりませんが、おそらく、汚部屋は確実に存在しています。
書き出しでご紹介したように、汚部屋の背景には高齢化などに起因する病気や社会からの孤立が大きく関係していると考えられています。高齢者の場合は病気やケガで日常生活が難しくなることによりごみをため込んでしまう方が多いようですが、若い人の場合も何らかの精神的な病を患い、孤立して暮らしていくうちにごみをため込んでしまう…このようにして人知れず汚部屋が形成されていくというわけです。
このように、「汚部屋」は決して「だらしない」であるとか「掃除が苦手」であるとかの原因で形成されるわけではありません。「だらしない」とか「掃除が苦手」のちらかった部屋と汚部屋はまったく異なるものです。
多くの汚部屋は賃貸物件の中に存在します。そのため、ごみが共用部にでもあふれ出ていないかぎり、その存在をほかの人が知ることは困難です。
汚部屋を片付けるには
すでにご紹介したように、外部の人が汚部屋に気づくことは困難です。汚部屋の住人には病気などの何らかの問題が起こっていると考えられるので、家族や友人など近い関係にある人が何らかの異変に気づかないかぎり、汚部屋であること自体わからないのです。
何らかの異変に気づき、近い関係にある人たちが住人本人に汚部屋を片付けるように言ったとしても、彼らが動いてくれるかどうかは未知数です。病気を抱えていることはもちろんですが、経済的に問題を抱えている方も多いからです。
もしも近い関係にある人が孤立し、汚部屋の中で暮らすようになってしまったら、最初は「片付けろ」というほかないかもしれませんが、おそらくそれで片付くことはありません。助け船を出す形で汚部屋を片付けるのが現実的な解決策ではないでしょうか?
専門の業者に依頼して汚部屋を片付ける
汚部屋と呼べるほどのレベルの部屋は、とても一般の人たちが入り込める部屋ではありません。何しろごみがため込まれているわけですから、そこには生ごみもあります。
生ごみがあれば当然、虫や小動物もいる可能性が高いでしょう。とくにゴキブリやダニ、ハエなどは高確率で部屋のあちこちに潜んでいるはずです。
汚部屋と呼べるほどの部屋は、不用品回収業者など、専門の業者に依頼して片付けるのが一般的です。
汚部屋を片付けるのにかかる料金
汚部屋を片付ける場合、部屋の状態や間取りが料金に影響してきます。実際の料金は業者に見積もりを依頼しなければわかりませんが、目安となる料金表は多くの業者がウェブサイトなどで公開しています。
間取り | スタッフの数 | 作業にかかる時間 | 料金相場 |
1R 1K | 2人 | 1~2時間 | 35,000円~ |
1DK 1LDK | 2~3人 | 1~2時間 | 55,000円~ |
2DK | 3人 | 2~4時間 | 80,000円~ |
2LDK | 3~4人 | 2~5時間 | 100,000円~ |
3DK | 4人 | 2~6時間 | 140,000円~ |
3LDK | 4~5人 | 4~8時間 | 160,000円~ |
4LDK | 5人~ | 4~8時間 | 180,000円~ |
5LDK~ | 5人~ | 4~8時間 | 200,000円~ |
戸建て住宅でも集合住宅でも料金は変わりません。ため込まれているごみの量が多ければ多いほど、やはり料金は上がります。1K程度の部屋なら軽トラックで事足りても、間取りが広くなれば2トン車が必要になるため、必然的に料金は上がります。
このように、業者を利用するとある程度のお金はかかりますが、ごみのため込まれた部屋をすぐにきれいに片付けることが可能です。通常は家具の移動や再配置、物の探索や簡易清掃も作業に含まれますが、さらにきれいにするのであれば特殊清掃などのオプションも選択することが可能です。
汚部屋の片付け費用を節約するには?
住人と協力して片付けられるならお金はかかりませんが、危険もあるのでそれはおすすめしません。では、どうすれば片付け費用を節約できるのでしょうか?
できる範囲でごみを処分
業者を利用しても費用を節約したい場合は、できることだけ事前にやっておくといいでしょう。岡山市のごみ収集サービスで処分できそうなごみは、危険のない範囲で作業をして事前に処分すれば、処分費用を節約できます。
不用品回収業者は基本的に生ごみを回収しませんから、生ごみに関しては事前に処分しておくことをおすすめします。
売却できる物があれば売却
売却できる物があれば売却します。ただし、汚部屋のような環境に置かれていた家財はそれ自体が傷んでいることも多く、売却できる物はあまりないかもしれません。不用品回収業者は不要な家財を買い取っていることが多いので相談してみましょう。少しでも売却できれば片付け費用を節約できます。
まとめ
岡山市で汚部屋を片付ける方法を紹介しました。汚部屋のレベルになると一般の人たちが自力で片付けることはかんたんではありません。専門の業者に依頼して片付けることをおすすめします。
岡山えびすサポートは、汚部屋やごみ屋敷を片付けることが可能です。お困りの方はぜひご相談ください。