岡山県のほとんどの自治体は、自転車を「粗大ごみ」の分別区分に指定しています。主要自治体の中では笠岡市のみ、自転車を「燃えないごみ」としていますが、自転車は、現実的には市の指定袋に入らないため、やはり「燃えない粗大ごみ」として決められた方法で処分しなければなりません。この記事では、岡山県内主要自治体における自転車の処分方法と処分の際の注意点について解説しています。自転車の処分をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
岡山県内主要自治体で粗大ごみとして自転車を処分する方法
岡山県内主要自治体(岡山市・倉敷市・津山市・玉野市・笠岡市)では、自転車は粗大ごみです。各自治体における処分の流れについて解説します。
岡山市の場合
岡山市は、戸別収集と自己搬入の形式で粗大ごみを引き取っています。
戸別収集サービスを利用して自転車を処分する場合は、岡山市の「粗大ごみ受付センター」に電話で申し込みます。2回目以降の利用の場合はインターネットからの申し込みも可能です。
電話にて収集日や収集場所が決まったら、手数料(16インチ以下200円、16インチ超500円)分の「粗大ごみ処理券」をコンビニなどの販売店で購入します。収集日当日は、粗大ごみ処理券を自転車に貼り付けて指定場所に搬出します。
車をお持ちの方は、岡山市の施設に搬入して自転車を処分することも可能です。この際も粗大ごみ受付センターに電話で申し込みます。搬入日と搬入施設が決まったら、それに従って自転車を搬入してください。市の施設に搬入して自転車を処分する場合、手数料はかかりません。
なお、自転車のタイヤやチューブに関しては、60cm以下の長さに切断すれば「可燃ごみ」として捨てられます。ただし、リムがついている場合は粗大ごみとして処分しなければなりません。
・岡山市粗大ごみ受付センター
電話:086-227-5300
倉敷市の場合
倉敷市が提供する戸別収集サービスを利用して自転車を処分する場合は、「粗大ごみ受付センター」に電話で申し込みます。地域により収集日が決まっているので、少なくとも1週間前には申し込む必要があるようです。収集日などの詳細が決まり次第、手数料(600円)分の「粗大ごみ処理券」を買い、自転車に貼り付けておきます。収集日は、8時30分までに指定場所に自転車を搬出してください。
市の施設に搬入して処分する場合は、倉敷(白楽町)、水島(水島川崎通)、児島(児島小川町)、玉島(浅口市金光町八重)の各環境センターに直接持ち込みます。市の施設に搬入する場合は、100円の手数料がかかります。
・倉敷市粗大ごみ受付センター
電話:086-435-5300
なお、真備地区で自転車を処分する場合、方法は施設への持ち込みのみとなります。以下の施設に直接持ち込んでください。
・吉備路クリーンセンター:真備町箭田481
津山市の場合
津山市で市の戸別収集サービスを利用して自転車を処分する場合は、まず環境事業課に手数料やその納入先を確認します。手数料を納入したら、再度、環境事業課に連絡して収集を申し込んでください。市は、その2~4日後に自転車を収集するので、手数料の領収書(控)を自転車に貼り付けて、収集場所に置いておきます。
市の施設に自転車を搬入して処分する場合の搬入先は以下のとおりです。
・津山圏域クリーンセンター:津山市領家1446
自転車を自己搬入する場合の手数料は55円/10kgです。
玉野市の場合
玉野市の戸別収集サービスにて自転車を処分する場合は、「東清掃センター」に電話で申し込みます。収集日は地域により決まっており、収集時間帯も午前、午後しかわからないのですが、手数料支払いのために申込者本人、もしくは代理人が立ち会う必要があります。手数料は22インチ未満の自転車が200円、22インチ以上の自転車が500円です。
自己搬入にて自転車を処分する場合は、東清掃センターに直接持ち込んでください。その際の手数料は22インチ未満の自転車が120円、22インチ以上の自転車が300円です。
・東清掃センター
住所:玉野市槌ケ原3072-5
電話:0863-21-3383
笠岡市の場合
笠岡市では。自転車は「燃えないごみ」ですが、大きさを考えると実質「粗大ごみ」です。戸別収集で回収してもらう場合は、市の環境課に電話で申し込みます。詳細が決まったら、手数料(500円)分の「粗大ごみ収集券」を購入してください。粗大ごみ収集券に受付番号を記入したあと、自転車に貼り付けて指定日、指定の場所に搬出します。
自己搬入の場合は、市の環境課に直接持ち込んでください。
・笠岡市環境課
住所:笠岡市笠岡2369-14
電話:0865-62-3805
不用品回収業者を利用して自転車を処分
自転車を1台だけ処分するのであれば、自治体のサービスを利用すると費用をあまりかけずに処分できるのでおすすめです。しかし、ほかにも処分する物がある場合は、一つひとつの粗大ごみに処分料金がかかる自治体のサービスでは高くついてしまいます。自転車を含むまとまった数の不用品がある場合は、不用品回収業者を利用すると経済的です。不用品回収業者を利用すると、依頼者様は以下のようなメリットを受けられます。
スピード対応
自治体の収集サービスの大きな弱点が「対応の遅さ」です。申し込みから引き取りまでに2~3週間かかる自治体もありますから、何らかの事情により「早く処分したい」というニーズには応えられません。不用品回収業者なら、最速で電話をしたその日に自転車を処分することも可能です。
引取日時の指定が可能
自治体の粗大ごみ収集サービスでは、ある程度の希望は聞いてくれることもありますが、基本的に引取日時を指定することは不可能です。
不用品回収業者を利用する場合は引取日時を指定できるので、普段は忙しい方でも利用しやすいでしょう。
岡山えびすサポートなら買取も可能
岡山えびすサポートは、不用品の買取も行っています。再販可能なものに限られるので、すべての自転車を買い取れるわけではありませんが、日本の自転車は海外でも需要が多いので、まだまだ乗れる自転車の処分をお考えの方は、ぜひ岡山えびすサポートまでご相談ください。
これまでに沢山の自転車の回収、買取実績がございます。コチラご覧ください。
有名メーカーの自転車なら売却も選択肢
マウンテンバイクやロードバイク、電動アシスト自転車は需要が多いので、こわれていない自転車なら売却できる可能性があります。
売却先は、自転車店を筆頭にいくつかありますが、やはり「美品」「有名メーカー製」「高年式」など、条件がそろっていないと高く売ることはできません。
ネットオークションにも数多くの中古自転車が出品されています。状態は問わず、需要さえあれば自転車を現金に換えられるので、「我こそは」という方は挑戦してみてもいいでしょう。
自転車を処分する前に防犯登録を抹消
自転車を処分する前に、必ず防犯登録について確認しておきましょう。自転車を購入したときに防犯登録の手続きを行いますが、防犯登録は都道府県単位で管理されているため、購入した都道府県が現在お住まいの県とは異なる場合、防犯登録を行っている自転車店でしか、登録の抹消手続きができません。
本来、完全に処分されることがわかっている自転車であれば、防犯登録を抹消しなくても問題は起こらないのですが、たとえば、自治体に粗大ごみとして収集してもらうために外に出している間に盗まれ、悪用されてしまうと問題に巻き込まれてしまう可能性があります。そのため、自転車を処分する前に、防犯登録を必ず抹消しておきましょう。
ネットオークションなどを通して自転車を売却する場合は、当然ながら防犯登録を抹消する必要があります。自転車店に売却する場合はその限りではありません。
まとめ
自転車は、ほとんどの自治体で粗大ごみとして処分することになります。岡山県内には粗大ごみの戸別収集サービスを利用しにくい地域、自治体もあるので、このようなエリアにお住まいの方は、不用品回収業者の利用も検討してみてください。