バイク(オートバイ)は解体処分が難しいため、自治体の多くは粗大ごみとして受け入れていません。しかし、岡山県内には、50cc以下の原付バイクであれば粗大ごみとして受け入れている自治体もあります。この記事では、岡山県におけるバイクの処分方法を紹介しています。乗らなくなった原付バイクやガレージに置かれたままの古いバイクの処分にお困りの方は、ぜひ読んでみてください。
岡山県内主要自治体におけるバイクの分別区分
バイクは基本的に、自治体の粗大ごみ収集サービスでは捨てられないと思って間違いありませんが、岡山県内主要自治体(岡山市・倉敷市・津山市・玉野市・笠岡市)の中で、倉敷市と津山市は、50cc以下の原付バイクに関しては「粗大ごみ」の分別区分に指定しているので、自治体の収集サービスを利用して処分することが可能です。
これら以外の主要自治体では、50cc以下の原付バイクであっても、ほかの方法で処分しなければなりません。
倉敷市の粗大ごみ収集サービスで原付バイク(50cc以下)を処分
倉敷市では戸別収集と持ち込みの形で粗大ごみを収集しています。
戸別収集でバイクを処分する場合は、「粗大ごみ受付センター」に電話で予約します。収集までに早くても1週間はかかるので、申し込みは早めに済ませておきましょう。収集日や収集場所などの詳細が決まったら、手数料(2,000円)分の粗大ごみ処理券をコンビニなどの販売店で購入してください。収集日当日は朝8時30分までに、粗大ごみ処理券を貼付したバイクを指定された場所に出しておきます。
・倉敷市粗大ごみ受付センター
電話:086-435-5300
持ち込みの場合、持ち込み先は市内と隣接する浅口市に合計4ヶ所ある「環境センター」です。
・倉敷環境センター:白楽町424
・水島環境センター:水島川崎通1-1-110
・児島環境センター:児島小川町3697-4
・玉島環境センター:浅口市金光町八重317
持ち込みの場合の手数料は500円です。
なお、真備地区では、まったく異なる方法で粗大ごみの収集が行われています。戸別収集サービスはなく、「吉備路クリーンセンター(真備町箭田481)」に持ち込んでバイクを処分します。
津山市の粗大ごみ収集サービスで原付バイク(50cc以下)を処分
津山市でも戸別収集と持ち込みの形で原付バイクを処分できます。
市の戸別収集サービスを利用して処分する場合は、手数料(2,200円)を先に市に納入して、それから市の環境事業課に引き取りを依頼します。収集は、その電話のあと2~4日の間に行われるので、それまでに粗大ごみ処理券をバイクに貼り、指定された収集場所に出しておきます。
・津山市環境事業課
電話:0868-22-8255
持ち込みの場合、持ち込み先は「津山圏域クリーンセンター(領家1446)」です。持ち込みの際の手数料は、10kgあたり55円で計算されます。
岡山県でバイクを処分する5つの方法
50cc以下の原付バイクなら粗大ごみで処分できる自治体でも、原付二種や軽二輪、小型二輪自動車といったバイクを処分する場合は、ほかの方法で処分しなければなりません。岡山県では、以下にご紹介する5つの方法でバイクを処分することが可能です。
指定引取場所に持ち込んで処分
この方法は、「自動車リサイクル促進センター」という公益財団法人のリサイクルの枠組みを利用する処分方法です。対象車両が決まっているため、どんなバイクでも処分できるわけではありません。しかし、無料で引き取ってくれることと、確実にリサイクルに回してくれることは、処分する側にとっても安心できるシステムだといえます。自力でバイクを運べない場合は業者を利用しなければならないため、結局はお金がかかることは難点です。対象車両や岡山県内にある指定引取場所については、以下のサイトで確認してください。
(参考:自動車リサイクル促進センターhttps://www.jarc.or.jp/motorcycle/reception/)
廃棄二輪車取扱店を利用する
「廃棄二輪車取扱店」は、「全国軽自動車協会連合会」に属するバイク販売店などのショップのことです。お金を払えば指定の場所までバイクを引き取りに来てくれます。ただし、全国軽自動車協会連合会も、前述した自動車リサイクル促進センターのリサイクルの枠組みを利用しているため、対象車両は限定されます。
(参考:全国軽自動車協会連合会https://www.zenkeijikyo.or.jp/nirin/shop/)
廃車専門業者を利用する
動かないバイクを無料で引き取ってくれる業者も存在します。なにやら怪しいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、バイクはパーツにもかなりの需要があるため、無料で引き取ってもビジネスとして成り立つのです。もちろん、廃車専門業者はパーツとりだけではなく、再生して海外に輸出するなどのビジネスも行っています。このような性質から、やはり需要のないバイクの場合は引き取ってくれないことも考えられます。
不用品回収業者を利用する
バイクを処分する際は、ヘルメットやウェアなど、ほかにも処分するアイテムがあるはずです。これまでにご紹介した方法だとバイクしか処分できませんが、不用品回収業者ならすべて引き取ってくれます。車種を選ばず引き取ってくれますし、再販可能なバイクなら買い取ってくれることも魅力です。
バイク専門の買取店に売却
バイクは近年、とても人気で中古バイクの価格も高騰が続いています。新車当時よりも高い値札が付けられているバイクもあるほどです。このことを考えると、人気のあるモデルなら、たとえ不動車でも高く売れる可能性があります。バイク専門の業者なので、売却できればすぐに現金化できますし、廃車手続きも代行してもらえます。バイクを処分する前に、まずは所有するバイクにどのぐらいの価値があるのか調べておくといいでしょう。
バイクを処分する前に廃車手続きを忘れずに
処分の方法を問わず、バイクを処分する前に必ずやらなければならないのが廃車手続きです。廃車手続きをしておかないと、税金を払い続けることになってしまいます。
原付バイク(125cc未満)の廃車手続き
原付バイクは登録先が自治体なので、廃車手続きもお住まいの自治体で行います。
手続きには、「ナンバープレート(標識)」「標識交付証明書」「印鑑」を持参し、役所にて「廃車申告書」を記入します。運転免許証などの本人確認書類も必要です。
手続きの詳細は、お住まいの自治体にご確認ください。
軽二輪(126cc以上250cc以下)の廃車手続き
軽二輪に相当するバイクの廃車手続きは管轄の運輸局に出向いて行います。岡山県の場合は「中国運輸局岡山運輸支局」がその場所です。
手続きには、「ナンバープレート」「軽自動車届出済証の原本」「印鑑」を持参し、陸運局にて「軽自動車届出済証返納届出書」を記入します。
小型二輪自動車(251cc以上)の廃車手続き
小型二輪自動車に相当するバイクの廃車手続きも、「中国運輸局岡山運輸支局」で行います。
手続きには、「自動車検査証」「印鑑」「ナンバープレート」を持参し、陸運局にて「抹消登録申請書」「軽自動車税申告書」「手数料納付書」「検査登録印紙」を手に入れます。
なお、軽二輪、小型二輪自動車の廃車手続きの詳細については、以下にご確認ください。
・中国運輸局岡山運輸支局ヘルプデスク
電話:050-5540-2072
まとめ
岡山県には50cc以下の原付バイクであれば「粗大ごみ」として受け入れてくれる自治体もありますが、ほとんどの自治体が「受入不可」としているため、「自動車リサイクル促進センター」のリサイクルの枠組みを利用するか、不用品回収業者を利用して処分することになります。不用品回収業者ならどんなバイクでも引き取りが可能なほか、不人気車であっても、状態次第では買取が可能です。岡山県内でバイクの処分にお困りの方は、岡山えびすサポートにぜひご相談ください。
創業以来これまでにたくさんのバイク回収、買取実績がございますのでこちらもご覧下さいませ。