カーペットは主に燃える素材でできているので、小さい物なら自治体の通常のごみ収集サービスを利用して捨てられます。しかし、部屋いっぱいに敷き詰めるタイプのカーペットは「粗大ごみ」の分別区分に指定されていることがほとんどです。この記事では、岡山県内の主要自治体におけるカーペットの処分方法を、廃棄だけではなく、売却という観点でも解説しています。カーペットの処分にお困りの方は、ぜひ読んでみてください。
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岡山県の主要自治体のサービスでカーペットを処分する
部屋いっぱいに敷き詰めるタイプのカーペットは、ほとんどの自治体が「粗大ごみ」、もしくは同等の分別区分に指定しています。
岡山県内の主要自治体(岡山市・倉敷市・津山市・玉野市・笠岡市)でも同様ですが、処分方法やルールは自治体ごとに異なるため、自治体が指定する方法で処分することが重要です。ここからは、各自治体が指定するカーペットの処分方法について解説します。
岡山市の場合
岡山市は、カーペットを基本的には「粗大ごみ」の分別区分に指定しています。ただし、1辺の長さが60cm以下のカーペットやじゅうたんに関しては「可燃ごみ」の収集日に収集場所に出して処分することが可能です。そのため、大きなサイズのカーペットでも、このサイズ以下に切り分けられるのであれば可燃ごみとして捨てられます。
粗大ごみの分別区分に該当するカーペットは、1辺の長さが61cm~180cmの間に収まるカーペットです。このサイズを超えるカーペットは、粗大ごみとして処分する場合でも切り分けなければならないので注意が必要です。
カーペットの戸別収集は、岡山市の「粗大ごみ受付センター」に電話(086-227-5300)で依頼します。収集日と収集場所が決まったら、200円分の粗大ごみ処理券を購入してください。収集当日に粗大ごみ処理券をカーペットに貼付して収集場所に出します。
岡山市では、ごみ処理施設に持ち込んでカーペットを処分できます。持ち込みの場合も粗大ごみ受付センターへの申し込みが必要です。カーペットを受け入れているのは「東部リサイクルプラザ(東区西大寺新地)」と「西部リサイクルプラザ(北区野殿西町)」の2ヶ所です。持ち込みの場合は粗大ごみ処理券を購入する必要はありません。
倉敷市の場合
倉敷市では、1m四方以下のサイズであれば、丸めて縛る、もしくは袋に入れることで、カーペットを「燃やせるごみ」として処分できます。このサイズを超えるカーペットは切り分けて燃やせるごみとして処分するか、そのまま粗大ごみとして処分することになります。
倉敷市で粗大ごみの戸別収集を利用する場合は、まず、粗大ごみ受付センターに電話(086-435-5300)で申し込みます。粗大ごみの収集場所は、通常のごみステーションとは異なるので注意が必要です。収集日と収集場所が確定したら、600円分の粗大ごみ処理券を購入します。当日は、カーペットに粗大ごみ処理券を添付して、朝8時30分までに収集場所に出します。
カーペットを倉敷市の施設に持ち込んで処分する場合は、「水島環境センター(水島川崎通)」など5ヶ所の環境センター、もしくは清掃工場に持ち込みます。申し込みは必要ありませんが、100円の処理手数料がかかります。
なお、真備地区では戸別収集は行われていません。真備地区では「吉備路クリーンセンター(電話:086-698-3774)」への持ち込みのみとなるのでご注意ください。
津山市の場合
津山市は、カーペットを「粗大ごみ」の分別区分に指定しています。小さいサイズのカーペットであっても、一斗缶(24×24×35cm)に収まらない物は粗大ごみです。したがって、一斗缶に入るカーペットなら「可燃ごみ」の収集日に捨てられます。津山市ではごみ袋が基準ではなく、一斗缶が基準なので注意してください。
津山市でカーペットを戸別収集にて処分する場合は、550円の手数料を支払う必要があります。市が指定する口座に手数料を支払ったあとに再度、市に連絡をとり住所、氏名などの必要事項を伝えたら、その後、2~4日以内にカーペットが収集されます。この「2~4日以内」というのがポイントで、詳しい収集日時がわからないところが津山市のサービスを利用しにくいところです。
「津山圏域クリーンセンター(領家)」に持ち込んで処分する場合は、10kg当たり55円の手数料がかかります。
玉野市の場合
玉野市では、1辺の長さ50cm以内に切り分ければ、カーペットを「燃やせるごみ」の収集日に捨てられます。このサイズよりも大きいカーペットは粗大ごみです。
粗大ごみの戸別収集は、東清掃センターに電話(0863-21-3383)で依頼します。必要事項を伝えると、収集日、収集時間(午前か午後)、収集場所(通常、家の近く)が決められるので、収集当日になったらカーペットを出しておきます。収集時に手数料の精算があるため、やや面倒ではありますが本人、または代理人が必ず立ち会わなければならないので覚えておきましょう。
持ち込みの場合は、予約なしで東清掃センターに直接持ち込みます。持ち込みの場合も所定の手数料を支払わなければなりません。「PayPay」と「LINE Pay」を利用できますが、現金の場合はおつりが出ないので注意しましょう。
笠岡市の場合
笠岡市は、市のパンフレットではカーペットを「燃えるごみ」としています。ただし、「指定袋に入らない物」は粗大ごみになるので、大きいカーペットについては実質「粗大ごみ」と言ってもいいでしょう。
笠岡市の戸別収集サービスを利用してカーペットを処分する場合は、市の環境課(0865-62-3805)への事前申し込みが必要です。詳細が決まったら所定の金額分の「粗大ごみ収集券」を購入します。収集当日は粗大ごみ収集券に受付番号を記入してからカーペットに貼り付けて、指定の場所に出してください。
持ち込みの場合は、やはり市の環境課に申し込んだあと、「里庄清掃工場」に持ち込みます。
カーペットの処分は不用品回収業者を利用するとスムーズです
カーペットは、切り分ければ可燃ごみとして処分することが可能ですが、その作業自体、一般の方にはなかなか難しいのが実情です。粗大ごみとして処分するにしても、自治体によっては立ち会いが必要であったり、申し込みのプロセスが複雑だったりするなど、利用しにくい場合もあります。
このようなときに頼りになるのが不用品回収業者です。不用品回収業者は、自治体のサービスでは不可能な、スペシャルな対応が可能です。不用品回収業者のサービスには、こんなアドバンテージがあります。
すぐに処分できる
不用品回収業者なら、最速で「申し込んだその日」にカーペットを処分できます。粗大ごみの戸別収集は、自治体によっては1ヶ月ほど前に申し込まなければならないにもかかわらず、希望の日時に収集に来てくれるわけではありません。不用品回収業者なら、夜間でも早朝でも収集が可能です。
カーペット以外の物も処分できる
自治体の粗大ごみ収集サービスでは、持ち込みの場合を除き、事前申告した物品しか処分できません。不用品回収業者を利用すれば、カーペット以外の不用品もまとめて処分することが可能です。
不用品の買取が可能
まだまだ状態の良いカーペットでも、自治体の粗大ごみ収集サービスに出すと、それはごみとして処分されてしまいます。不用品回収業者なら、そのカーペットを買い取ってくれるかもしれません。不用品の買取は、自治体では絶対にできないサービスです。
カーペットも売却可能
不用品回収業者が状態の良いカーペットなら買い取ってくれる理由は、需要があるからです。需要があれば売れるということは、自ら努力すればカーペットを現金化できるということです。カーペットを現金化するにはどんな方法があるのでしょうか?
リサイクルショップに相談
カーペットを買い取っているリサイクルショップもあります。ただし、買取条件は厳しく、高級素材やブランド品であることに加え、状態が良くなければなりません。売却できなかった場合、リサイクルショップはカーペットを引き取ってくれないので、少なくとも査定が可能かどうか、事前に確認したほうがよいでしょう。
ネットオークションで売却
「ヤフーオークション!」には、数多くのカーペットが出品されています。出品リストを作ったり、購入希望者への対応をしたりするなど、かなりの手間はかかりますが、リサイクルショップとは異なり、どんな状態のカーペットでも売却できる可能性があります。大きいカーペットの場合は発送にも難しさがありますが、カーペットを現金に換えるなら、ネットオークションがもっとも可能性が高い方法ではないでしょうか。
まとめ
カーペットは粗大ごみとして処分するのが基本ですが、自治体が定めるサイズ以下の大きさに切り分ければ可燃ごみとして処分することが可能です。自治体の粗大ごみ収集サービスを利用しにくい方は、不用品回収業者の利用を検討しましょう。
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